(4)投資銘柄の選定
選定スタイルは定量派寄りで、エクセルで計算しています。
1.財務データと業務データを入力する。
銘柄の時価総額、自己資本比率、資産及び負債額、売上額等、各種CF、配当、事業内容等、海外比率等の基本的なデータを入力する。現在、2008年以降のデータを入力。
2.株価データを入力する
銘柄の年初来安値、年初来高値、PERの高値、安値、PER、PBR、配当利回り率、株価上昇率等を入力する。
3.財務と事業の傾向をチェックする
1から営業利益率、ROIC、総資産回転率、純利益率、ROE、EPS成長率、売上成長率等の推移を一覧にする。
4.株価の傾向をチェックする
2からPER、PBR、PEG、配当等の推移を一覧にする。
5.銘柄の分析
不況耐性、ビジネスモデル、事業の強み、ストック性、ライバル参入の難易度、経営の誠実性・情報公開の充実度、6つの分類、増配の傾向、ルックスルー利益など、自分が気づいた点や疑問点を思いつくまま記入する。
6.今後の株価を予測する
2年後のEPSとPER(参考データは四季報だったり、QUICKだったり、会社計画だったり、自分の計算だったり。)、2年後の基準額を計算する。
ここまでが、準備です。以下は、売買のやり方。
(買うとき)
7.購入時の上限額を決める
6を基に割安度、購入の指値上限(基準額の7割)を計算する。
8.候補の銘柄を絞り込む
株価が購入の指値上限を下回る銘柄のうち、以下の条件の総合値が高いものを選ぶ。
(条件ごとに優先順位をつけて評価します)
・財務状況が長期にわたって良い
・事業が長期にわたり成長しそう
・不景気の時に利益が下がりにくい
・営業利益率が安定もしくは上昇
・時価総額が比較的小さい(目安:200億)
・東証一部以外である
・配当がある程度ある
9.有価証券報告書を読む
有価証券報告書を3年分読んで、8の選定基準に反した内容がないかチェックする。
10.自分のPFに合うものを探す
仮に自分のPFに組み込んだ場合、PF全体でのPER、PBR等がどのように変化するかをチェックする。
また、入っている銘柄との相関性を調べ、相関関係が低いものを探す。
(売る時)
・基準額を3割上回ったときで、その値上がりが、予定を上回る好業績、市場の変更、増配、株式分割、事業拡大につながる大きなニュース等によらないとき。(例:紙面で紹介される、テーマ株として大量買いが発生するなど)
・実際の業績が期待された業績を3年間下回ったとき
・経営面で不誠実な行為があった場合(粉飾決算等)
・今後の業績が不透明になったとき(経営陣の内紛、方針の大きな転換、極端な多角化、財務の大幅な悪化等)
・もっと良い銘柄を買いたいときの購入資金を作る時
・景気の過熱感が強まったとき
「 9.有価証券報告書を読む」は、現在十分にできていないところ。データばかり優先しているので、見落としがありそう。
お世話になっている情報源は、株探、ロイター、会社四季報、IR BANK、決算プロ、Hesonogomaなど。
今はデータを纏める作業が多く、作業量に対して資産増加額が見合っていません。効率化したいけど、関数を使うのが精一杯です。データが一通り揃ったら、作業量も減って選定しやすくなるのではないかと思っています。